顔汗

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なぜ赤くなるの?

顔汗をかく人の中でも、同時に顔が赤くなってしまうタイプの人がいます。「顔汗だけでも目立つのに、顔が赤くなるのも本当にイヤ!」と、いっそうまわりの視線も気になるなど、悩みは深いようです。

 

なぜ、顔汗とともに顔が赤くなってしまうのでしょうか?また、それは異常なことなのでしょうか?そのメカニズムについて調べました。

なぜ顔が赤くなる?

顔が赤くなる、いわゆる「赤ら顔」になりやすい人というのは確かにいます。赤ら顔になる原因には様々なものがあります。

・心理的な動揺

恥ずかしさや緊張などの心理的な動揺も顔を赤くしてしまう要素の一つです。これが深刻化すると赤面症ということになります。プレゼンを前にして顔汗が吹き出し、顔汗が気になって顔が赤くなり、ますます顔汗も赤ら顔もひどくなる……というような悪循環に陥ってしまうこともあります。パニックに近い状態になってしまう人もいるなど、顔汗や赤ら顔とは無縁の人からしてみると想像もつかない苦しみがあるのです。

 

・スキンケアによる肌トラブル

間違ったスキンケアも赤ら顔を引き起こします。刺激の強いコスメの使用、洗顔のしすぎ、水分補給の不足などによって皮膚がデリケートに傾くと、顔が赤くなりやすくなるのです。いつもと違う化粧品を使いはじめたら急に顔が赤くなるようになったというような場合はくれぐれも注意して下さい。

 

・乾燥肌やアトピー体質

乾燥肌やアトピー体質の人も顔が赤くなりやすいものです。先天的に赤ら顔になりやすいと言ってもいいでしょう。顔汗というのは体にかく汗よりもベタベタしているため、肌への強い刺激になります。そのため、乾燥肌やアトピー体質の人が顔汗をかくと、顔が赤くなりやすいのは自然なこととも言えるでしょう。

 

以上のように顔汗とともに顔が赤くなるというのは異常なことではありません。ただし、痒みも同時にあるようならば、それは何らかの不具合が起きている可能性があります。もし、痒みを感じているならば、すみやかにクリニックを受診することをおすすめします。

 

ただ、顔汗と赤ら顔だけならば、ちょっとしたセルフケアで改善することも期待できます。いずれも精神的なストレスで引き起こされることが多いので、まずはその仕組について正確に理解するようにしましょう。

 

 

精神的なストレスで顔汗と赤ら顔になる理由

顔汗も赤ら顔も交感神経が必要以上に興奮してしまうことが引き金で起きる症状です。交感神経とは自律神経の一つで、自分の意志で制御できるものではありません。

 

自律神経は交感神経と副交感神経で構成されています。交感神経は活動時、緊張時、ストレスを感じている時などに働く神経です。一方、副交感神経は休息時、睡眠時、リラックス時などに働いています。

 

交感神経と副交感神経は、さながらシーソーのように交互に働きます。交感神経が働いている時は副交感神経が休み、副交感神経が働いている時には交感神経が休んでいるのです。通常は、昼間は交感神経、夜間に副交感神経が働いて健康を維持しています。

 

交感神経が優位になっている時の人体は、瞳孔が開き、唾液は濃く少なくなり、器官が広がり呼吸が荒くなり、脈拍は速くなるなどの特徴が見られます。

 

汗腺も活発化して濃い汗がたくさん出るようになり、皮膚が縮み血圧が高くなっているので赤ら顔になりやすくなっているのです。

 

精神的なストレスは交感神経の働きを非常に活発化させます。そのため、緊張や動揺をしている時に顔汗が出やすく赤ら顔にもなりやすいというわけです。

 

 

顔汗が赤ら顔を悪化させる理由

顔汗をかく人は赤ら顔もひどくなる傾向がありますが、それには理由があります。汗は、もともとは唾液のように無害です。しかし、空気や化粧品などに触れて酸化した時、肌への刺激物となってしまう可能性があります。

 

酸化した汗が皮膚から取り込まれると異物と見なされ、体内で活性酸素が発生します。活性酸素は毛細血管を拡張し、大量の血が流れ込むことで赤ら顔がすすんでしまうのです。

 

赤ら顔を解決したいならば、まず顔汗をどうにかして緩和することは必須とも言えるでしょう。

 

 

顔汗と赤ら顔を改善するには?

たとえば、顔汗を解消するには制汗剤を利用するというのも一つの方法です。確かに一時的に顔汗を抑制することもできますし、顔汗が気になって顔が赤くなってしまうという負のサイクルを断ち切ることもできるかもしれません。

 

しかし、それは薬剤で顔汗を抑えているにすぎず、根本的な解決にはなっていないことに注意して下さい。

 

顔汗と赤ら顔を抜本的に改善するには、精神的なストレスを緩和することがカギになります。そうとは言っても、100%ストレスフリーな生活をするというのはまず不可能でしょう。

 

毎日の生活の中では、誰でも何かしらのストレスを抱えているものです。大事なのは「ストレスに支配されない」ということなのではないでしょうか。

 

たとえ、心をザワつかせるできごとに遭遇しても、できるだけ「気にしない」ようなクセをつけるというのは非常に重要です。そもそも、顔汗や赤ら顔になる人は、物事を感じやすいデリケートな感性を持っている人が多いとも言われています。

 

それは長所でもあるので、いろいろなことに鈍感になろうとするのはおすすめできません。そこで、繊細さはそのままに「気にしない」ことを習慣にできれば、最良なのではないでしょうか。

 

 

リラックスには深呼吸

もし、自分が精神的に動揺していると感じたら、ひとまず深呼吸してみましょう。息を吸う時も吐く時も、副交感神経が働いています。

 

つまり、深く呼吸をするだけで副交感神経が活性化するので、交感神経を休ませることができるのです。深呼吸を5回から6回してみるだけでも、みるみる気持ちが落ち着くのを実感できえるでしょう。

 

さらに、深呼吸には顔汗を抑制する効果もあると言われています。汗は血中の二酸化炭素の濃度が高くなることで分泌されています。

 

したがって、深呼吸によって二酸化炭素をしっかりと放出すれば、それだけ発汗も抑えられるというわけなのです。

 

普段の呼吸が浅い人も、交感神経が昂りやすいとも言われています。意識して呼吸をゆっくりと深くする習慣をつけるようにしてみて下さい。自律神経は自分の意志で動かせるものではありません。

 

しかし、呼吸に気をつけるだけでも、少しずつ健やかな状態に導くことはできます。いずれにせよ、自律神経を整えて顔汗や赤ら顔を改善するにはある程度の時間が必要です。あきらめずに取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

顔汗で顔が赤くなってしまうというのは異常なことではなく、むしろよくあることとも言えます。いずれも精神的なストレスが引き金になる点も共通しています。

 

したがって、顔汗対策と赤ら顔対策は共通する部分もあるので、同時によくなるというようなことも期待できるというわけです。まずは呼吸法から見直して、ゆったりと深く息をするクセをつけて下さい。

 

緊張したり動揺したりしている時には、深呼吸をしてみましょう。呼吸ひとつで顔汗も赤ら顔も良くなってしまう可能性もゼロではないのです。

 

ただ、顔汗、赤ら顔とともに痒みもある場合には、汗腺の出口に何らかの炎症が起きている可能性もあります。そうなってしまうと自律神経の問題ではないので呼吸法だけではどうにもなりません。必ず皮膚科医のもとで適切な治療を受けるようにして下さい。