顔汗

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塩化アルミニウム液での改善方法

顔汗には様々な対処法がありますが、塩化アルミニウム液でも改善が期待できるというのはご存知ですか?そもそも「塩化アルミニウム液って何?」という人も多いことでしょう。

 

顔汗への塩化アルミニウム液による対策について解説します。

その顔汗はもしかして多汗症?

顔汗と一口に言っても、もちろん正常の範囲のものもあります。しかし、ポタポタとしずくが落ちるほどの汗を顔からかくならば、もしかしたらそれは多汗症かもしれません。

 

エアコンの使いすぎや運動不足などによって下半身の汗腺が休眠してしまうと、出口を求めた汗が汗腺の集中している顔めがけて集まってきてしまうのです。その結果、大量の顔汗をかくことになります。

 

顔汗は糖尿病、自律神経失調症、更年期障害などでも見られます。もしかしたらそういった病気が原因になっているかもしれないので、時にはクリニックで診察してもらうことも必要です。

 

それでも、多汗症由来の顔汗との診断が出た場合、どのような対策をとれば良いのでしょうか。

 

 

様々な多汗症への対策

多汗症対策には様々な方法があります。どれが最適の方法になるのかは、症状や肌質によっても異なります。顔面には必ずしも適さない方法もありますが、代表的な手法について紹介します。

 

手術

多汗症はたとえば手術をして根本的に解決するという方法もあります。胸腔鏡下交感神経節遮断術という、交感神経を切断してしまうという手術です。大手術のようなイメージを抱く人もいるかもしれませんが、比較的簡単な手術で保険も効きます。しかし、顔汗は止まったもののお尻や太ももなどからの発汗が増える代償性発汗という副作用に悩む人も多いので、手術に踏み切る前によく考えることをおすすめします。

 

ボトックス注射

ボトックス注射というとシワ取りをイメージする人もいるかもしれませんが、実は多汗症の治療にも利用されています。ボトックス注射は神経伝達物質のアセチルコリンの分泌を抑制する働きがあります。アセチルコリンには発汗を促す作用があるため、顔面に注射をすれば顔汗を減らすことができるというわけです。ただし、顔面への注射に抵抗がある人もいるかもしれませんし、表情筋の動きも麻痺してしまうことなどもあり、誰にでもおすすめというわけではありません。

 

制汗剤

手術やボトックス注射の副作用が心配な人は、制汗剤による治療を選択するのも良いでしょう。制汗剤と一口に言っても様々なものがありますが、多汗症への高い効果が期待できるのが塩化アルミニウム液です。いったい塩化アルミニウム液とはどのようなものなのでしょうか。

 

 

顔汗におすすめの塩化アルミニウム液とは?

塩化アルミニウム液とは、その名前の通りに塩化アルミニウムを溶かした水溶液です。殺菌効果があるためワキガの薬として使用されることもありますが、汗腺の出口を変性して汗を抑制する効果があるとも言われています。

 

塩化アルミニウムが汗の中の塩分と反応して結晶化し、汗を止めるというのです。

 

塩化アルミニウム液を塗布している時は発汗が抑えられても、塗るのをやめると再び大量の汗をかくようになるため、一時的な解決にしかならないと言われることもありました。

 

しかし、最近では、長時間塗り続けることで汗腺が萎縮するため、多汗症を緩和することができることが解明されつつあります。

 

 

塩化アルミニウム液の塗り方

多汗症への効果が期待できる塩化アルミニウム液ですが、塗ってすぐに汗が止まるというものではない点に注意して下さい。塗ってから肌の内部に浸透するまでの時間も必要なのです。

 

また、汗をかいてから塩化アンモニウム液をぬっても、結局は汗に流されてしまいます。汗をかく前に使用することが、塩化アルミニウム液による汗腺改善には必要です。塗布してから少なくとも1時間は汗の出ていない状態を維持するようにして下さい。

 

塩化アルミニウム液が汗で流れてしまわないようにするには、寝る前に塗るというのも一つの方法です。塩化アルミニウム液は多少のベタつき感があるのですが、就寝中ならば気になることも少ないでしょう。

 

ただ、枕についても平気なように、枕カバーの上にタオルを敷くなどの工夫をして下さい。また、寝汗をかくことのないように寝室の温度にも注意しましょう。

 

 

塩化アルミニウム液の使用頻度

塩化アルミニウム液の適量には個人差があります。効果を実感できる自分の適量を正しく把握して使うようにしましょう。時には一度使用を中止して、効き目がなくなるまでどれぐらい時間がかかるかを試すのも大事です。

 

そうすることで、効果が持続する器官がどれぐらいなのか知ることができるでしょう。

 

一度、効果が持続する器官を把握することができたら、効果が切れそうになる直前に塗ることを繰り返しましょう。一度完全に効果が喪失してしまうと初期状態に戻ってしまい、再度効果を実感できるようになるまで時間がかかるので注意しましょう。

 

しかし、だからといって毎日塗布していると、かぶれ等を起こすこともあります。できるだけ少しの量を時間をあけて使用することが好ましいのです。

 

皮膚のトラブルを起こさないように細心の注意を払いながら、可能な限り継続して使用するようにしましょう。

 

 

塩化アルミニウム液の濃度

塩化アルミニウム液を入手するには、たとえばドラッグストアで販売されているテノール液、オドレミンなどを購入するという方法もあります。

 

塩化アルミニウムの濃度はテノール液3.9%、オドレミン13%なので、最大20%の濃度にできる塩化アルミニウム液よりは薄いかもしれません。しかし、デリケートな肌質の人はこういった刺激を抑えている市販品を使用してみるのも良いでしょう。

 

一方、塩化アルミニウム液は医薬品としてはあまり販売されていません。販売があるとしても実験用として20%溶液が売っています。まれに大きな薬局で見かけることもあります。

 

20%というのは脇の下や手のひらならば問題のない濃度ですが、顔に塗るには濃すぎるかもしれません。同量の水で薄めて10%程度にして使用することをおすすめします。

 

 

塩化アルミニウム液の副作用

塩化アルミニウム液は人によっては湿疹、かゆみ、かぶれなどの原因になります。もし、そういった症状が出たら濃度が濃すぎる可能性もあるので、薄めて使用するようにしましょう。

 

それでもトラブルが起きるならば、そもそも塩化アルミニウム液が合わない体質と考えられます。ただちに使用を中止して下さい。

 

また、塩化アルミニウム液は小さな水疱を作ってしまうことがあります。汗がつまって上手く出ることができない時に形成される水疱です。1週間ほどで皮がむけて治りますが、完治するまでは塩化アルミニウム液の使用はひかえましょう。

 

 

顔汗をとめるには様々な方法がありますが、塩化アルミニウム液の使用は手軽にできるところが非常に魅力的と言えるでしょう。ただし、塩化アルミニウムの使用に伴うデメリットがないわけではありません。

 

たとえば、顔汗を抑制することで脇汗や手汗が増えたという例も報告されています。それでも一番目立つ顔汗が回避できるならかまわないという人ならば、塩化アルミニウム液を使用してみるのも良いでしょう。

 

いずれにせよ、塩化アルミニウム液で汗をかきにくい体を手に入れるにはある程度の時間が必要です。毎日コツコツ努力するようにしてみてはいかがでしょうか。