顔汗

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顔汗をかきやすい人とかきにくい人の違い

顔汗に困っている人がいる一方で、まったく顔汗をかいていないようないつも涼しい顔をしている人もいます。いったい、顔汗をまったくかかない人というのは存在するのでしょうか?
顔汗が出る仕組みと、顔汗をかきやすい人とかきにくい人の違いについて解説します。

顔汗をかかない人はいない

人間の体の中で顔はもっとも汗腺がたくさんある部位です。したがって、あまり汗をかかない人でも、顔からは汗がいくらかは出ているものです。まったく顔汗をかいていないような涼しい顔をしていても、よくよく見てみると汗をかいていることがわかります。

 

逆に言えば、汗腺の多い顔からさえ汗をかきにくい人というのは、何らかの問題を抱えている可能性があります。汗をかきすぎるのもいけませんが、汗をあまりにかかないというのも良いことではないのです。

 

エアコンの普及によって現代人は汗をかく機能が衰退しているとも言われています。汗をかきにくいということは、体温調節機能が上手く働かず、新陳代謝も滞っているということです。脂肪も蓄積しやすくなってしまうのでくれぐれも注意しましょう。

 

 

顔汗をかく理由

一方、顔汗を大量にかいてしまう人にも原因はあります。体はそれほどでもないのに顔だけ汗でビショビショというのは人目にも付きますし、何よりも汗をかいている本人が気になるものです。

 

汗を止めようとあせるあまり、さらに顔汗が吹き出すといった悪循環に陥ることも多々あります。顔汗の理由は大きく分けて二つあります。運動不足と顔面多汗症です。

 

運動不足

人間が汗をかくのは、体温が上昇しすぎた時に体温を調節するためです。人体にはエクリン腺と呼ばれる汗腺がおよそ300万個点在していますが、特に顔と頭に集中していることが特徴です。

 

運動不足で汗をかかなくなると汗腺は休眠してしまうという性質があります。とくに下半身の汗腺が眠ってしまうと、行き場をなくした汗が顔から吹き出すようになるので要注意です。

 

普段から適切な運動を心がけてある程度汗をかく習慣をキープすることは、顔汗をかく体質にならないためにも重要と言えるでしょう。

 

顔面多汗症

顔だけに異常に汗をかく顔面多汗症という病気があることはご存知でしょうか?これは、過度のストレスや、食生活の乱れ、睡眠不足等がきっかけで起こりやすいと言われています。

 

体にかくサラサラした汗と違って、ベタベタした汗が流れ出るので非常に不愉快なことも特徴です。

 

 

顔汗がベタベタしている理由

顔汗がベタベタしているのには理由があります。汗の元になっているのは血液です。血液から血漿だけが汲み出されたもので汗はできているのです。血漿は人体に欠かせないミネラルを含んでいます。

 

このミネラル分を体内に戻し水と塩分だけが排出されるのがサラサラした汗です。しかし、何らかの理由でミネラルを体内に戻す機能が衰えているとベタベタした汗になってしまうのです。

 

顔汗は極度に緊張したシチュエーションなどでかくことが多いもの。そういった場面では再吸収が間に合わず、ベタベタした汗として放出されてしまうのです。

 

ベタベタした汗を顔からしたたらせている様子はけっして見栄えが良いものではありません。何とか解消する方法はないのでしょうか。

 

 

顔汗を解消する方法

顔汗を改善するにはいくつかの方法があります。どれも毎日の生活の中でできることなので、思い立ったらすぐ始めてみましょう。

 

運動

運動不足による顔汗には、毎日の生活の中に軽いエクササイズを取り入れるようにすることが一番でしょう。ストレスの影響が強いと言われる顔面多汗症も、運動でストレス解消することは効果が期待できます。

 

激しい運動を短時間するというよりは、長時間続けることができるゆるやかな運動がおすすめです。いわゆる有酸素運動が顔汗の緩和には最適なのです。

 

汗腺をじっくりと鍛えて、顔だけではなく全身からサラサラの汗をかくことができる体質を目ざしましょう。ウォーキング、ジョギング、サイクリングなどを1日20分を目安に毎日続けて下さい。週に1回1時間するよりも、日々少しずつでかまわないので継続することが大事です。

 

食生活

顔面多汗症は偏った食生活によっても引き起こされます。規則正しく栄養バランスの整った食事を摂るようにしたいところですが、忙しい毎日を過ごしている人にとっては難しいかもしれません。

 

そこでおすすめしたいのが大豆食品です。大豆に含まれているイソフラボンには汗をサラサラにして、発汗を抑制する効果があると言われています。しかし、週に1度大量の大豆商品を食べても体質改善は期待できません。

 

1日に40mg程度でかまわないので毎日コツコツ食べ続けることが大事です。豆腐半丁、納豆1パック、豆乳1パックを目安として、意識的に食卓に登らせるようにして下さい。

 

 

顔汗は手術することもできる?

生活習慣を改善しても止まらない顔汗は、手術によって根本的に治療することもできます。胸腔鏡下交感神経節遮断術というもので、内視鏡手術で交感神経を切断してしまうのです。

 

顔面、手のひら、脇の下等の汗を抑えることができますが、そのかわりに背中、太もも、お尻などから大量の汗をかく代償性発汗という副作用があります。この副作用はほぼすべての人にあらわれるそうなので、手術に踏み切る前にじっくり検討するようにして下さい。

 

手術の他にボトックス注射という方法もあります。ボトックス注射というとシワ取りのイメージが強いかもしれませんが、実は顔汗の抑制にも効果を発揮するのです。ただし、表情筋を麻痺させるので「雰囲気がかわった?」などと指摘されることもあります。

 

手術やボトックス注射ではなく、より手軽に制汗剤を使用するという方法もあります。制汗剤ならばドラッグストアで手軽に入手することも可能です。

 

ただし、制汗剤は使うタイミングが難しいと言われています。汗をかいてから塗っても有効成分が流されてしまい、効果を期待できないからです。

 

汗をかく寸前で塗り続けるということがしばらくは必要になりますが、タイミングの見極めが最初はなかなかできないものです。しかし、使いつづけているうちに汗をかく量が減ってきていることに気がつくでしょう。根気よく続けてみてはいかがでしょうか。

 

顔汗をかかないという人は基本的にはいません。どんな人でも多少の顔汗を分泌しているものです。むしろ、顔汗をかかないという人がいたら、体質を改善する必要があります。

 

なぜならば、もっとも発汗しやすい顔でさえ汗をかかないというのは、新陳代謝が相当悪くなっているとも言えるからです。ダイエット、美容、健康のために健全に顔汗を流すことができるように体質改善しましょう。

 

しかし、だからといって顔汗をかきすぎなのも問題です。顔面多汗症という病気もありますし、あまりに顔汗がひどいようならば手術、ボトックス注射、制汗剤などで治療する必要もあるかもしれません。そこまで深刻ではない顔汗でも、人によっては気になって仕方ないものです。

 

特に「今出て欲しくない!」というタイミングに限って出てしまうのが顔汗です。運動、食生活などを見直して顔汗をかきにくい体質を目指さなくてはいけません。

 

顔汗を解決するためには、全身のコンディションを整えることが必須です。心身ともに健康を保ち、顔汗をかかない体質を保持できるようにしてみてはいかがでしょうか。