顔汗

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緊張したら汗が出る

人前で何かを発表したり、普段とは違うことを行う時など、緊張することがあると、顔から汗が吹き出るという人も少なくありません。緊張すると顔汗をかきやすくなるというのは本当でしょうか?

顔汗をかく時ってどんな時?

緊張すると顔汗をかきやすくなるという人は、具体的にはどのような場面でそのような状況になるのでしょうか。

 

・人前で何か発表しなければいけない時
・結婚式や朝礼などでスピーチをしなければならない時
・文化祭などで舞台に立たなければならない時
・好きな人と話す時
・会社でプレゼンがある時
・自己紹介の時
・初対面の人と話す時
・写真を撮る時

 

緊張した時に顔から汗がたくさん出てしまうという人の多くは、緊張して顔から汗が出てしまったらどうしようと心配することで、より一層緊張や不安な気持ちを高めてしまい、ますます汗が出るという悪循環に陥ってしまうことがあります。

 

ひどい場合には、顔からでる滝のような汗を周りの人に気付かれたくないと思ったり、周りの人に変だと思われているのではないかと思いこんでしまい対人恐怖症やうつ症状になるなど、精神的にも追い込まれてしまうことがあります。

 

 

緊張したら顔から汗が出るって異常なの?

結論から先に話すと、答えはNOです。医学的な言葉で言うと、緊張型多汗症や精神性発汗といいますが、これはごく自然な体の反応です。

 

緊張して顔から汗がでることは、決して異常な状態ではありません。人それぞれ物事の感じ方や捉え方が違うので、緊張する条件というものは人によって異なります。

 

ある時ふと、自分が緊張して汗をかいている時に、横にいる友人が全くそのような様子がなく涼しい顔をしていたら、自分は異常なのではないかと不安になるものです。

 

ただ単に、物事の捉え方と緊張する条件が異なるだけで、別のシーンでは自分ではなくその友人が汗をかいているかもしれないのに、一時の状況だけで判断し、自分の汗を「異常なのでは?」と思ってしまっているのです。

 

その思い込みこそが、この現象の根本になっています。

 

また、自分が異常だと思いこんでしまった汗を誰かに気付かれるのではないか、変に思われるのではないか、早く汗を止めなければならない、汗をかいてはならないなどと思うことで、より緊張感が高まり、たくさん汗が出ることへつながってしまいます。

 

精神性発汗の複雑なところは、そのような連鎖反応で症状が強くでたり長引いたりすることがあるという点だと言えるでしょう。

 

 

緊張するとなぜ顔から汗がでるの?

緊張すると汗が出るというのは正常な反応だと書きましたが、では、なぜ緊張すると汗が出るのでしょうか。

 

緊張すると汗がでる理由については、諸説ありますが、人は昔、狩りや獲物を狙う時に手足に適度に汗をかいていると手先が鋭敏になり、また物を握りやすかったからではないかと言われています。

 

緊張するような緊急事態において、すぐに対応できるように体が構える反応=汗をかくということにつながったとされています。

 

人には、自分の意思とは関係なく、内臓や血管の動きを自動で調整してくれている自律神経というものがあります。

 

自律神経には、交感神経と副交感神経という2種類があり、緊張や興奮状態の時には交感神経が作用しており、リラックスしている状態では副交感神経が働きます。発汗は交感神経が作用しているので、緊張すると汗をかくのも当然の反応だと言えます。

 

特に緊張してかく汗は、顔だけでなく、手や足といった局所的に出やすい傾向があります。これらの部分は汗の出口である汗腺の密度が高いので、出る汗も多量になります。

 

 

緊張による顔汗には、どのような対策が効果的?

緊張による顔汗は、精神的なものが作用する部分が大きいのが特徴です。まずは、緊張して沢山汗が出るということを異常だと思いこんでいる部分を取り去ることです。

 

緊張して汗がでることは、人間のごく自然な反応だということ、緊張して汗をかいても良いのだと自分を認めてあげることが大切です。

 

自律神経の乱れはすぐに体の緊張スイッチを押してしまいます。自律神経が乱れないように、または乱れた自律神経を整えるような工夫をしてみましょう。自律神経は過剰なストレスを受けると乱れがちになります。

 

1日のうちでしっかりとリラックスできる時間を持ってみてはいかがでしょうか。また、効率的なストレス発散方法を見つけてみるのもおすすめです。

 

運動が得意な人は、軽いウォーキングなどで運動習慣を維持したり、入浴剤にこだわって楽しいお風呂タイムを過ごすなども良いでしょう。

 

深夜遅くまで起きていたり、朝起きても日光を浴びなかったりと生活リズムが乱れると自律神経も乱れてきます。規則正しい生活をすることで、自律神経も整ってきます。

 

緊張しているな、と感じた時に簡単にリラックス出来る方法があります。それは「深呼吸」です。なんだそんなことかと思われるかもしれませんが、深呼吸をすると脳からリラックスのもとであるα波が出ることがわかっています。

 

何を使わなくても、いつでもどこでもできるリラックス法なので、取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

深呼吸をする際は、吸う時は新鮮な空気を取り入れていることを意識して、吐き出す前にほんの少し止めて全身に行き渡らせているイメージを持ち、悪いものを全て吐き出す感じで息を吐くとより効果的です。

 

 

緊張して出てきた顔汗はどうしたら良い?

緊張して滝のように噴き出した汗は、こまめに拭き取るようにしましょう。軽く押さえるようにして拭き取ると良いでしょう。首元を冷やすと汗が止まりやすくなるので試してみてはいかがでしょうか。

 

タオルハンカチやおしぼり、ウェットティッシュ、汗を拭き取った時にサッパリするような汗ふきシートなどをあらかじめ用意していると安心です。緊張して顔汗が出る人には、この「安心」が大切なので、汗が出てきても大丈夫と思えるような準備をしておきましょう。

 

顔汗対策ができる顔用の制汗クリームなども市販されているので、取り入れてみても良いかもしれません。脇や足など体用の制汗剤は、顔に塗布するためには作られていないので、必ず顔用を選ぶようにしましょう。

 

顔の皮膚は大変薄くてデリケートなので、体用のものを使うと、肌荒れやかゆみやかぶれを起こす可能性があるので注意しましょう。

 

顔汗に効くとされるツボがあるのはご存知でしょうか。乳首の3〜5cmほど上にある屋翳(おくえい)というツボで両方を同時に押すことがポイントです。

 

舞妓さんは汗をかかないと言われますが、着物の下のさらしで、脇にある大包というツボからこの屋翳あたりを締めていることが理由です。

 

手のひらの真ん中の少しくぼんでいる部分にある労宮(ろうきゅう)というツボは汗を止めるわけではありませんが、自律神経の乱れを整えるツボなので、合わせて覚えておくと便利です。

 

人前に出て発表する前など、緊張しそうだなと感じる時は、押してみましょう。ツボを押す時は、「親指の腹をつかってギューッと2〜3秒押してゆっくり離す」を数回繰り返してみてください。

 

汗を抑えたいからと言って、ギュウギュウと強く押さえ過ぎないことがポイントです。

 

緊張して顔から汗が出るのは、人間の反応として当たり前のものです。あまり深刻に考えすぎずに、平常心を保つように心がけましょう。その為には、緊張をほぐす自分に合ったリラックス法を見つけると良いでしょう。

 

緊張は笑顔でほぐれやすくなります。緊張したら面白い出来事を思い出してみることもおすすめです。